こんにちは、平野タツキです。
1年前から北海道に住み始め、今回で2度目の冬。
北海道に1年間住んでも、どうしても慣れないのが冬の北海道。
特に冬の車通勤です。
夜に雪が降れば、朝は雪かきスタート。そして、朝は寒い。
そこからひたすら冬の道を運転、出社。
退勤後は、また雪かきをして、帰宅。
また雪が降れば、朝は雪かきスタート。そして、朝は寒い。
あれ?昨日雪かきしたのに、、、な日々です。
1日でほんとに結構積もった。。。
— 平野タツキ@ゆるく生きる平凡なサラリーマン (@PeraperaTacchan) January 11, 2022
2日前に頑張って除雪したのになぁ🧐 pic.twitter.com/qNeGDvr8r1
今回は、1年間北海道で生活してみた上で一番の悩みだった『冬の北海道の車通勤』に関して、
自分なりの対策を紹介します。
📙こんな人に読んでほしい!
・雪国出身ではないけども、雪国で生活しているまたは検討している人
・冬に職場まで車で通勤している人
・冬の運転に心が折れかけている人
冬の車通勤が嫌で北海道を嫌いだ、、、冬が不安だから北海道移住やめようかなと思っている人を少しでも減らせたらうれしいです!
*2022年1月。この記事を書いた後に運転、その後、スタック(雪にはまった)しました。。。
今日は車がスタック、、、人に助けてもらい助かりましたが、
— 平野タツキ@北海道の副業ブロガリーマン (@PeraperaTacchan) January 24, 2022
自分のように、
・雪国外から転勤、引っ越ししてきた人
・車で通勤してる人
こんな人はJAFに入った方が良さそうだと今日思いました。。。
今日みたいなJAF出動率高そうな日はJAF会員でないと、JAF来てくれないそうです。。。
その経験を得て、車の中に合った方が良い道具を追記しました。
目次
1.冬の車通勤の上で大切な3つのこと
まず、あなたが冬の北海道で車通勤をするなら、以下の3つのポイントは押さえておきましょう。
・天気を確認する
・無理をしない
・利用できる制度は利用する
以上の3つを意識したうえで、次に紹介する北海道の冬の道路事情を知っておきましょう。
2.1年間生活してわかった冬の北海道(札幌)の道路事情
私、平野タツキが北海道で1年間過ごしてみたわかってきた冬の北海道の道路事情です。
あくまで元々雪国出身ではない人間が感じた道路事情になります。
① 雪は11月から降り始め、翌3月末まで積もっている
この写真は2021年3月3日の歩道の写真です。
3月といえば、春な感じしますが、北海道ではそんなこともありません。
11月初めから雪が降り始め、3月まで溶けないのが北海道。なんだかんだで4月も雪が降ります。
12月中旬~3月初旬の期間は雪や凍結の影響をもろに受けます。
私も冬用タイヤは10月末に交換し、翌5月のGW明けに夏用に変更しました。
それでも知床のほうでは5月末に積雪があったので油断はできません。
言わなくてもわかっていたかもしれませんが、北海道の冬は長いです。
② 車幅は徐々に狭くなり、カーブや交差点は道が磨かれ滑りやすくなる
夏場に北海道に来ると、本州より道幅が広いことに驚くかもしれません。
本州と北海道の道路の違い(主観)
— 平野タツキ@ゆるく生きる平凡なサラリーマン (@PeraperaTacchan) November 14, 2021
道幅
→本州狭くて、北海道広い
右折
→本州は右折レーン多くて、北海道は少なめ
信号
→本州は歩行者信号点滅が短く、北海道の歩行者信号点滅は長い。
高速
→本州は120キロゾーンあり、北海道は100キロゾーン少ない
まだまだ比べてみたら色々ありそう😌
なぜ広いのか?北海道は面積が広いから?
答えは冬になればわかります。
『2車線以上あった道』が『ほぼ1車線あるかどうか?の道』になります。
それなりに多い積雪量と氷点下の気温が連日続き、溜まった雪が溶けずに溜まっていきます。
その結果、道幅は狭くなり、道の広い北海道の姿は消え失せます。
また、一般道も自動車が毎日通り続けたり、除雪車による整備により、雪が押し固められ、氷になり、
さらに交差点やカーブなどででは冬用タイヤに磨かれることでツルツルのスケートリンクが完成します。
冬の交差点やカーブなどでは急ブレーキ、急発進、急カーブを避け、無理のない運転をしましょう。
③ 目の前の大型車が吹き上げる細かい雪により前が見えなくなる
雪には2種類あります。
『水分を多く含んだベタベタな重い雪』か『水分をあまり含んでいないサラサラな軽い雪』です。
北海道(札幌)の本格的な冬では、後者のサラサラな軽い雪が主になります。
前者の重い雪は主に北陸地方など積雪量は多いが、気温が高いところで降ります。
北海道は後者の軽い雪のため、北陸の方々と比べれば雪かきは楽です。
ただ軽いということは、風などで簡単に巻き上がるということです。
目の前に大きなトラックがいて、それなりの速度で走っていた場合、雪が舞い上がり、その結果、目の前は真っ白になります。
トラックがいたら注意しましょう、そして、車間距離は夏場の2~3倍は保ちましょう。
④ 雪溜まりや吹雪によるホワイトアウトで目印がなくなり、道に迷う
雪溜まりが日に日に成長してきてる🧐
— 平野タツキ@ゆるく生きる平凡なサラリーマン (@PeraperaTacchan) January 11, 2022
夜の雪でまた大きくなった。 pic.twitter.com/ZUnolK0z1J
「夏場いろんなところ行ったし、もうカーナビなくても大体の道は覚えたから大丈夫!」ではないのが冬の北海道。
街の雰囲気は夏と冬では大きく異なり、目印になるものは雪で埋まったり、見えなくなっています。
通勤通路でさえ、いつも曲がっていたところを曲がりそびれてしまうほどです。
更に風が吹き、地吹雪と猛吹雪により前後左右、上下すら見えなくなるいわゆるホワイトアウト状態になってしまいます。
こうなると道に迷う以前に道がわかりません。目の前を走る自動車の明かりを頼りに走るしかないです。
冬場の悪天候時には素直にカーナビを利用して、道案内してもらいましょう。
⑤ 渋滞により夏場より2倍から3倍ぐらい時間がかかる
これは2022年1月12日18時半ごろの交通状況です。ほぼオレンジ&赤ですね。
この日は前日の夜に大雪が降りました。札幌自動車道も通行止めになっていました。
一般的な日勤サラリーマンは平日の8:00~18:00とかの間で働きます。
なので、朝は7:30~9:00、夜は17:00~19:00が通勤退勤ラッシュになり道が大混雑、大渋滞になります。
ずっと北海道にいる人はまだしも、私のような最近北海道に来て冬の運転に慣れてない人もこの時間そろりそろりでも運転せざる負えなくなります。道産子でも夏場のようなスピードは出せません。
また、2車線だった道が1車線近くになってしまう場所もあり流れが悪くなってしまいます。
その結果、いつも30分ほどで通勤退勤できた道が1時間から1時間半になってしまいます。
そもそも車運転する前に雪かきやフロントガラスの結露を取り除くなどにも時間がかかります。
夏場が通勤退勤合わせて1時間であれば、冬はひどくてさらに3時間分の時間が余計にかかってしまいます。
ここまでをまとめると、冬の通勤の最大の敵は渋滞です。あらゆる冬特有の事象によって生み出されるのが渋滞です。
冬は交通事故の危険性も増えますが、何よりも冬特有の道路事情による車の流れの乱れ、それによる慢性的な渋滞が冬場は毎日続きます。
ただでさえ夏場よりも数段精神的に披露し、さらに渋滞により通勤時間が倍増する。
これが冬の北海道の車通勤サラリーマンが毎日苦痛に感じる部分です。
北海道は食べ物もおいしく、冬も夏も魅力的なところがたくさんある。それなのに冬の車通勤が嫌で北海道を嫌いになってしまう人を少しでも減らしたいと考えています。
ぜひ、次に紹介する冬車通勤対策を参考にしてください!
3.1年間生活して見つけた冬の車通勤対策
私がこの北海道に1年間住んで見つけた冬の車通勤対策です。参考にしていただければ幸いです。
『如何に渋滞を避けるか?』がポイントです。
① そもそも出社しない
昨今、働き方が見直され『テレワーク』『在宅勤務』をしやすい環境になってきました。
悪天候時に出社することは、余計な時間的コストもかかりますし、通勤は労働に入るので労災リスクも上がります。
余計な時間をなにかスキルアップに使ったり、危険行動につながる冬の運転を避けることで労災回避も可能です。
出社する必要がないのであれば無理に出社しないことが会社のためになる場合もあります。
冬は日々の業務進捗やスケジュールの他に今後の天気も確認しておくことをお勧めします。
明日の天気や今週の天気を確認し、大雪の予報があればその日は出社を避けれるように計画的に働きましょう。
悪天候にも関わらず『在宅勤務』や『テレワーク』が不可能な会社や業種であれば、有給休暇とってでも休みましょう。
あなたの命と時間のほうが仕事より大切です。
② 通勤ラッシュ時間を避ける
先ほども書きましたが、
一般的な日勤サラリーマンは平日の8:00~18:00とかの間で働きます。
なので、朝は7:30~9:00、夜は17:00~19:00が通勤退勤ラッシュになり道が大混雑、大渋滞になります。
ということは、この時間さえ避ければ、大渋滞は避けることができるはずです。
働き方改革もあり、『在宅勤務』以外にも、従来の8:00~18:00の勤務から、就業時間を自由にできる『フレックス制』を設ける企業も増加しました。
『フレックス』を利用すれば、大渋滞の時間帯を避けることが可能です。
おすすめは7:30までに出勤、16:00までに退勤です。そうすれば大きな渋滞を避けることはできます。
また、いつもより少し早い時間に出社するという手段も有効です。
朝早めの行動であれば、遅刻の心配もなく、焦りから生じる「無理な運転」を防ぐことができます。
また、朝の時間だと、邪魔が入らず、さらに頭も冴えていますので業務がはかどります。
可能であれば、早めに帰るか、あまりお勧めしませんがすこし残業して、退勤ピークをズラすことができれば、尚良しです。
利用できる制度は、周りに何を言われとようとも利用しましょう。
あなたが雪国出身でないのであれば「雪道の運転が苦手なので、、、」の一言で、これらの制度も利用しやすくなります。
③ 職場の近くに引っ越す
私は①②でこれまでなんとか対策できていますが、仕事内容や会社の風土上それも厳しい方は「引っ越し」をお勧めしてます。
夏であれ冬であれ、通勤に時間を割くのは勿体ないです。
1時間もあれば、その時間でできることはたくさんあります。
1時間分のガソリン代があれば、そのお金でできることがたくさんあります。
街で遊びたい、買い物したいから便利なところに住んだとしても、しっかり遊べるのは1週間のうちの2日間です。
街へ遊びに行く行為は公共交通機関でも、混雑する時間ズラして車でも行けます。
そのために残りの5日間×1時間を無駄にするなら、それぐらいなら職場から車で15分以内か徒歩でも行けるところに住んだほうが良いと考えています。
これから北海道への移住を考えている方はチャンスです。
仕事内容が決まっているのであれば、冬を見越して、職場から車で15分圏内に住みましょう。
4.対策できなかったときの通勤時間の使い方
会社の制度、仕事内容、家族の理解等で対策が実施できない、対策を上回る渋滞が発生し、避けることができなかった、そんなときの対策です。
渋滞により増加してしまった通勤時間を逆に利用してしまうという考えです。
① 好きな音楽やラジオを聴いて、テンション上げる時間にする
お気に入りの音楽やラジオをきいて、通勤中の楽しみを作りましょう!
北海道の冬の車通勤で、通勤中に渋滞にあうと
・仕事による精神的な疲れ
・仕事前の下がり気味な気分
・渋滞のイライラ、冬道運転の精神的な疲れ
といったストレス、疲れにより、テンションが下がります。
これが冬の間ずっと続くと、北海道のことが嫌いになってしまいます。
なので、この通勤をすこしでも楽しいものに変える必要があります。
「毎日に変化と楽しみを」が合言葉になります。
「毎日に変化と楽しみを」を意識して、
・お気に入りの音楽を聴く、その歌手の新曲があれば積極的に聴く
・好きなジャンルの新曲をひたすら聴く
・朝の好きなラジオ番組を聴く
といったことをすれば、通勤時間も少し楽しくなるでしょう。
② 音で読書して、勉強する時間にする
Amazonのオーディオブック(Audible)など、プロのナレーターが本を朗読してくれるアプリがあります。
1ヶ月の無料体験があり、無料体験後は1ヶ月1,500円で引き続き使用することができます。
通勤中、車を運転しながらでも、本を聴けるので、
ビジネス書であれば自己投資、
小説であれば楽しみに
通勤時間を変えることができる素敵なサービスです。
繰り返し読むべきような本を読みたい人やそもそも本を読むのが苦手な人でもおすすめできるサービスです。
「無駄で余計な通勤時間」を「有意義な時間」に変えるために、車の中で本を聴きましょう。
Amazonオーディオブック(Audible)→ https://www.audible.co.jp
5.万が一の時の備えアイテム
2022年1月初旬。
この記事を一度書き換えたのちに、、、スタックしてしまいました。しかも、2回連続です。。。
スタックとは、簡単に言うと「雪にタイヤがとられてしまい、車が動かなる」という現象です。
どちらも、通りかかった人(4人ほど)に助けていただき、何とかなりましたが、もし誰もいなかったらどうしようもありません。
各種ロードサービスも、この冬場だと出動が多く、すぐには来てくれないことも、、、(夜20時に呼ぶと、来れるのが翌12時に、、、という話も聞きました。)
転勤者あるあるで車がFF(前輪しか動かない)。動かないときは動かないということがわかりました。
車を四駆にかえれば、、、とも思いますが、そんなお金と時間はありません。
なので、万が一の時のために、対策グッズを備えておく必要があります。
最後に、万が一に備えて、「車に載せておきたい道具」を紹介します。
・スコップ
雪を取り除く際や次に紹介するヘルパーを使う際に、必要になります。
ヘルパーも助けも無くても、スコップでタイヤ付近の雪を取り除くか、なんとかしてタイヤに摩擦をあたえ、タイヤの力で脱出することもできます。
おそらく、これがないと自力では何もできないか、素手で頑張るしかありません。
大きさは、車に乗る程度で、小さすぎない大きさが良いかと思います。
一応、参考の商品リンクを載せておきますので、まだ、車にスコップない人はご検討ください。
・ヘルパー
ヘルパーとは、雪道や泥道でスタックした際に、タイヤの下に敷くことで、脱出の助けをするアイテムです。
私がスタックした時は、ヘルパーを載せていませんでした。
助けていただいた方にヘルパーの存在は教えてもらい、すぐに買いに行きました。
これがあるのとないのとでは自力脱出率に違いが出てきますし、ちょっとした心の保険、安心感も生み出してくれます。
北海道は未舗装の道も多いです。冬だけでなく、夏場の泥道でも役に立ちそうです。
1セット(左と右で一枚ずつ)は持っていた方が安心できます。まだ持っていない方は、下の商品リンクをご参照ください!
消耗品として使うなら、樹脂製の安いもの。ずっと使い続けるなら、金属製のものがおすすめですが、基本的には「そんなに高頻度で出番は来ない(というか来てほしくない)」とおもいますので、やすいもので良いかと思います。
・毛布、防寒着
自力脱出もできず、助けもなかなか来ない場合に必要です。
エンジンをかけっぱなしで、さらに雪などで排気管が覆われると、車内に一酸化炭素が充満して一酸化炭素中毒を引き起こします。
なので、エンジンを消して待つ必要がありますが、ご存じの通り、北海道の冬は過酷です。
自分の命を守るためにも「毛布」や「防寒着」を用意しましょう。
あくまでこれらの3つは万が一の備えです。
まとめ
今回は、1年間、札幌で生活した体験を活かし、『冬の北海道の車通勤対策』を紹介しました!
大切なことは、
・天気を確認する
・無理をしない
・利用できる制度は利用する
です。
人生と同じように、北海道の冬の通勤も近道よりも遠回りの方が良かったりする。
— 平野タツキ@ゆるく生きる平凡なサラリーマン (@PeraperaTacchan) January 13, 2022
渋滞を避けれる。
人生と同じように、北海道の冬の通勤も余裕を持って、早めに動くことが大切。
渋滞を避けれる。
人生と同じように、北海道の冬の通勤も近道よりも遠回りの方が良かったりします。
人生と同じように、北海道の冬の通勤も時間に余裕を持って、早めに動くことが良かったりします。
人生と同じように、北海道の冬の通勤も使える制度と情報は惜しみなく使ったほうが良かったりします。
そして、万が一の時のためにも
・スコップ
・ヘルパー
・毛布や防寒着
は用意しておきましょう。
ただ、これらはあくまで備えです。
大切なのは、結局、事前に予測して、無理無茶せずに運転する。願わくば運転しないことです。
北海道の冬は、過酷です。
でも、北海道の冬しか見れない光景や魅力も存在します。
*2月の大沼(函館の近く)。湖面が凍結してるので、湖の上を走れます。冬だけしかできない遊び。
今回の記事を参考にして、北海道をまた好きになっていただければ幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
引き続きよろしくお願いいたします!