【冬の北海道・札幌】除雪の騒音による睡眠不足対策【実例あり】

冬の運転

 

こんにちは、平野タツキです!

北海道に転勤して、約1年。

縁もゆかりもなかったこの北海道で、春も夏も秋も冬も体験してきました。

食べ物がおいしい、景色はすばらしいなどの魅力もある反面、「試される大地」らしく試されることもあります。

その中でも雪に慣れていない道外民の私にとって、冬は過酷です。

以前、記事を書きましたが、冬の通勤は30分の道のりが1時間半や2時間になってしまったり、路面凍結によるスリップや雪によるスタックに悩まされてきました。

【雪道通勤】北海道札幌歴1年目の初心者による「雪の日の車通勤」対策

個人的に「冬の通勤」と同じぐらい悩まされていたのは「夜の除雪音」です。

昨年は、寝ているときに除雪の音が響き、そのたびに起こされていました。

結果、寝不足で辛かったのを記憶しています。ただ、今年は対策しました。

 

今回は、冬の北海道で、個人的に悩まされた「夜間の除雪の騒音」に関して、自分なりの対策をまとめてみました。

📙こんな人に読んでもらいたい

・道外から北海道に引っ越ししてきた人

・北海道の冬に心が折れかけている人

・除雪の音で寝不足な人

冬に負けて、冬を恐れて、北海道をあきらめるひとをすこしでも減らせる記事になればと考えています!

最後まで読んでいただければ幸いです!

 

北海道(札幌)の冬の除雪事情

除雪後の道

 

まず初めに、除排雪作業に従事されている方に、感謝申し上げます。

 

道路の雪は勝手に消滅しているというわけではありません。

「行政」もしくは「個人」で、基本的には朝の通勤に間に合うように実施しています。

誰かが除雪作業を実施しているから、道も通れるし、物も届いています。

それを念頭に置いて、除雪事情を見ていきましょう。

 

・行政の除雪

 どこの行政でもありうるかもしれませんが、除雪従事者の減少と労働環境の改善は課題になっています

そこで、札幌市の場合は一部では下記の作業を夜間(基本的にはバスが運行していない時間帯)に実施しています。(2022年1月時点)

 

幹線道路の除雪(基本的には信号のある道です)

・基準(幅員とわだち有無)を設け、計画的に除排雪。

・基本的には、通勤通学時間に間に合わせるために夜間に除雪作業を実施。ただし、明け方の降雪は除く。

 

生活道路の除雪(幹線ではない脇道)

計画的に実施する整正作業(悪路改善)と大雪時の応急対応の新雪除雪があります。

 

整正作業(主作業)

計画的に実施。

路面の荒れや凹凸(段差、ワダチ、すり鉢状、かまぼこ状など)が目立つときに、

道路状況の悪化を解消するため、計画的に圧雪路面を削る「整正作業」を実施。

 

新雪除雪(大雪時の応急)

大雪時の夜間作業。
20cm以上の大雪時など、夜間に「踏み固め除雪」や「片道によるかき分け除雪」を実施

これらの対応は、持続可能な雪対策を目指した取り組みにより生まれた新しい除雪方法になっています。

従って、幹線沿いは降雪時の夜間に除排雪作業。生活道路沿いは大雪時の夜間に新雪除雪が実施されます。

夜間ですが、作業者の安全も考慮し、機械が動くときには音(ピコンのような)が鳴ります。

また、整正する必要があるので、氷を削る音も夜間に響きます。

 

・個人の除雪

道路は行政が除排雪を実施していますが、私有地の敷地内はそういうわけではありません。

除排雪する必要があれば、個人や建物の管理者が除排雪を実施します。

ただ、スコップで地道に頑張るというわけだけではなく、

個人でも、一軒家の方やその建物の管理者は、下記のような除雪機を用いて除雪されている方はいます。

起動時や排雪時の低く響くエンジン音が特徴的です。

 

*除雪機の種類とその価格を見ていただこうと思い、商品リンクを参考に貼っておきました(ぽちっと押しても購入することにはなりません)。「へ~、そうなんだ」程度に参考にしてください。

 

玄関から生活道路または幹線道路までの導線確保のために通勤時間前に明け方の時間(4時や5時)に除雪を実施される方が多い印象です。

 

ということで、基本的には日勤サラリーマンの就寝時間ぐらいに除雪は実施されていて、様々な種類の機械音が静寂に響きます。

除雪の騒音がつらく、下のような行動をとってしまいがちですが、おすすめはできません。

 

・市役所にクレーム

「夜の除排雪の騒音がうるさい!」というクレームはおすすめできません。

なぜなら、「仕方ない」からです。

従事者の労働環境や交通確保も考慮して、この時間のこの方法でしか安全に作業することができないので、このような取り組みを実施しているわけです。

除排雪をしてくれる人がいるから、問題なく道を歩けるようになっています。

道外、特に雪に馴染みがないところから越してきた人は、慣れないし、不快に感じるかもしれませんが、個人でできる対策をして、乗り越えるしかないかと考えています。

 

・どこかに引っ越し

夜、うるさくないところに引っ越ししよう!と思い、下記のようなところに引っ越しするのも良いとはおもいますが、その分、デメリットもあります。

・幹線から離れたところ→私有地での除排雪は増える、生活道路のため轍はできやすく運転が困難な場合ある。

・マンションの上階→家賃が高い。

・雪のないところに引っ越す→札幌市内は雪が多めです。道内だと、比較的に太平洋側や道南は雪は少ない傾向ですが、あなたの職場が札幌であれば、当たり前ですが、通うことはできません。

 

 

なので、まずは今いる場所でできる対策を考えてみましょう。

 

除雪の騒音に対して個人ができる2つの対策

対策の方針としては、次の2つです。

・騒音で目覚めない程度に、睡眠の質を上げる

・騒音を遮断する

具体的に見ていきましょう。

 

対策① 騒音で目覚めない程度に、睡眠の質を上げる

キタキツネ

*寝てるキタキツネ

 

 睡眠の質を上げる方法として、各書籍を参考に、私が実際にやってみて、効果のあったことを紹介します。

 

1.日中に太陽光を浴び、運動する

 夜の睡眠の質は、朝の目覚めの瞬間から始まっています。

 太陽光には、日中に分泌されるべきホルモンや体内時計を調整する神経伝達物質の生成を促す力があります。

 この神経伝達物質により、睡眠を促すホルモンが生成され、熟睡することができます。

 屋内にこもりがちなサラリーマンだったら、

 出勤前の朝の時間に朝散歩や昼の休憩時間に外に出て散歩をするなど、自然光を浴びる工夫をすることが大切です。

 また、太陽光を浴びるということと、睡眠ホルモンの分泌のためにも、睡眠前の興奮状態を避けるためにも、午前中に身体を動かすことが大切です。

 サラリーマンだとなかなかそんな時間はなかったので、朝の10時ぐらいの休憩時間に外でスクワット等の軽い運動ならできました。あと、快晴だったら、特に用はなくても、外にでて、光を浴びていました。

 「日中に太陽光を浴びる」という行動を睡眠の質を確保するためにもぜひ取り入れてみてください。

 

2.寝る2時間前に食事を終わらせる

 寝る前の2時間以内の食事は、睡眠の質を下げます。

 成長ホルモンは疲労を回復する効果があります。

 成長ホルモンは血糖値を上げる効果がありますが、食事によって、既に血糖値が高い状態だとあまり分泌されません。

 寝る前に食事をすると、血糖値が上がり、せっかく睡眠をとっているのに、疲労回復に役立つ成長ホルモンが出てこないということになります。

 また、寝る前のエネルギーは消費されず、蓄積され、肥満の原因にもなります。

 ということで、私は23時までには寝たいので、19時には飯を食べています。

 仕事で夜帰宅が遅い方も、寝る直前に食事するのは避けて、帰宅したらすぐに食事ぐらいの勢いでいましょう。

 寝る直前に血糖値を上げないことが大切なので、どうしても食べないといけないときは、軽く済ませましょう。

 

3.睡眠90分前にお風呂に入る(もしくは60分前にシャワー)

 入眠時に意図的に皮膚温度を上げて、深部体温を下げ、皮膚温度と深部体温の差を縮めるというのが良質な睡眠には欠かせません。「上げて、下げて、縮める」が大切です。

 その最適な方法が、入浴です。40℃ぐらいの湯船に15分浸かることを推奨されています。

 寝る90分前に入浴をすませておけば、その後、さらに深部体温が下がっていき、皮膚温度との差は縮まり、スムーズに入眠できるようになります。

 ただ、サラリーマンだと、「忙しくて、寝る90分前に風呂入るなんて、無理だ!」と思いました。

 なので、本当は入浴が良いですが、シャワーですませています。

 60分前のシャワーでも、深部体温を少し上げて、下げれるので、効果はあります。

 

4.睡眠直前にスマホを見ない

 スマホは睡眠障害の隠れ原因ともいわれています。

 スマホ画面から発せられる青空の波長、ブルーライトにより、脳が「今は昼だ!」と認識してしまいます。

 また、スマホは「どうしてもみてしまうもの」です。そこに存在したら無意識で見てしまいます。その結果、ブルーライトを浴びてしまいます。

 SNSやゲームなんて、やりはじめたら、興奮状態が生じ、完全に眠りから遠ざかります。

 寝る30分前にはスマホとの距離を保ちましょう。スマホは寝室には置かないようにしましょう。

 あなたの睡眠にスマホは有害です。寝室からスマホを取り除きましょう。

 

〈参考にした書籍〉

 

 

 

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対策② 聞こえる騒音を弱める

耳をふさぐ

要は、耳の中に入ってくる音を「減らす」、「弱める」ことが大切です。

大きく2つ紹介します。

 

・寝る場所を変える

 やはり幹線道路沿いの部屋は外の除雪音が伝わってきます。

 また、隣が民家の場合は、個人的な除雪音の問題もあります。

 なので、まずは同じ部屋でも窓から遠い場所に移ってみて、

 それでもだめなら、道路や隣の家から離れた部屋か、除雪頻度がそこまで高くない生活道路沿いの部屋で寝ましょう。

 ただ、悲しいことに、すこし位置をずらす程度なら大丈夫ですが、

 寝る部屋を急に変えたところで、慣れるまではなかなか寝れません。

 枕が変わったら寝れないのと同じ原理です。

 冬が来る前に少しづつ慣らしておくか、最初から騒音を気にして、最適な場所で寝る用にはしましょう。

 


・耳栓をする

 音を遮断するベストアイテムとして同じみな耳栓です。

 完ぺきではないですが、睡眠の質がある程度高ければ、充分効果があり、途中で目覚めることがありません。

 遮音効果が耳栓よりもさらに高い「ノイズキャンセル付きのイヤホン」も良さそうだとは思われるかもしれませんが、

 ・充電切れする前にアラート音がなる

 ・片耳外れた時に、暗闇の中、布団の中を探しまくる必要が出てくる

 といったことから、「ひも付きの耳栓」がおすすめです。

 これなら、寝てるときに外れてしまってもすぐに見つけることができ、再装着が可能です。

 

 また、音を遮断していますし、睡眠の質向上の観点から寝室にスマホがないという状態です。

 音とスマホ以外の方法で目覚める必要があります。

 おすすめは、「振動で起こしてくれる目覚まし時計」です。

 これを枕元に置いておけば、音が聞こえなくても、振動で起こしてくれます。

 私が、1年間いろいろと試した中で「ひも付き耳栓」と「振動型目覚まし時計」の組み合わせは最強です。

 みなさまも、ぜひ、生活に取り入れていただければと思います。

まとめ

今回は、冬の除雪音対策をまとめました。

【対策】

・睡眠の質を上げる

・聞こえる騒音を弱める

上記の対策で冬の北海道で快適な睡眠を手に入れましょう。

誰かが除排雪してくれるから、道も通れるし、物も届いているわけです。

だからこそ、冬の北海道でも暮らしていけてるわけです。

除排雪作業に従事されている方には、改めて感謝申し上げます。

 

また、ここまで読んでいただきありがとうございます。

これからも引き続きよろしくお願いいたします!

 

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