こんにちは、平野タツキです。
北海道に住んで1年たちました。2度目の冬をいま体感しています。
寒すぎる冬は温泉に浸かってゆっくりのんびりしたい、癒されたい。
この一年間、サラリーマンしながら北海道内をたくさん巡りました。
制覇した市町村は179市町村中163市町村。あとすこしで全制覇です。
朝は雨だったけども、いい天気になってきた。
— 平野タツキ@ゆるく生きる平凡なサラリーマン (@PeraperaTacchan) October 23, 2021
北海道163市町村目😌
ここはどこでしょう? pic.twitter.com/vHBJZ0tYVm
*ちなみに163市町村目どこかわかりますか?(答えはこの記事の最後に載せておきます。)
北海道を巡りながら、そこにある数々の温泉にも行きました。
今回は、北海道の163市町村を巡った私がこの一年間に実際に行った中で「珍しいな~」とおもった温泉を紹介します。
珍しさのポイント
・泉質が他にはあまりないもの
・phが異常に低い(酸性が)、異常に高い(アルカリ性)
・温泉がある場所やそこからの景色が珍しい
上記ポイントで珍しい温泉を選んでみました。
少しでも気になるなーと思われましたら、実際に足を運んでみましょう!
目次
1.豊富温泉(豊富町)
牛乳がおいしい豊富町の豊富温泉は、天然ガスや油を大量に含んだとても珍しい温泉です。日本でも希少な温泉です。
浴室に入ると漂う強烈な天然ガス臭が最大の特徴です。
ガソリンスタンドでガソリンこぼしたときに匂う匂いです。
好き嫌いあるかもしれませんが、この癖が強すぎる匂いを嗅げる温泉はここしかありません。
温泉の泉質自体は、ナトリウム塩化物泉の良質な温泉で、やわらかな湯ざわりは全身の深部まで浸透します。
火傷や皮膚病に効能が高く、近年は尋常性乾癬やアトピー性皮膚炎の療養湯治湯として全国から多くのひとが訪れているそうです。
実際に、皮膚が弱い人用に、お湯の温度を低めに設定した浴室がある施設もあります。
さらに日本最北端の温泉街という肩書もあります。日本で一番北の温泉街です。
最北へ向かう途中や帰り道に、豊富温泉で、肌はつるつるになり、心も身体も癒され、元気になれる。
そんな位置にある温泉街です。
温泉に浸かった後、火照った後に食べる「豊富牛乳アイスクリーム」も格別です。
「希少な独特な豊富温泉」「最北の温泉街 豊富温泉」という特徴を持つ温泉にぜひ立ち寄ってみましょう!
公式サイト→https://toyotomi-onsen.com/
2.五味温泉(下川町)
下川町のさらに奥地にこの温泉はあります。電波が弱めな場所です。
泉質は、北海道はもちろんのこと、国内でも珍しい「含二酸化炭素ーナトリウム・マグネシウム・カルシウム・炭酸水素塩泉」です。いわゆる炭酸泉、しゅわしゅわな温泉です。
炭酸ガスにより、皮膚粘膜等の毛細血管を拡張し、心臓の拍動を増やさずに血液の循環をよくします。
心臓に負担をかけずに血圧を下げることが出来、ヨーロッパでは「心臓の湯」と称される貴重な温泉です。
また、神経症、皮膚病に有効な「美人の湯」でもあります。
実際に炭酸泉に浸かると、身体の芯から温まります。そして、肌もすべすべになります。
温泉水を飲むこともでき、口に含むと、「しゅわしゅわ」っとした炭酸感を味わえます。
この3日間。稚内まで北上し、そこから南下する旅をしました。
心は癒されましたが、身体はだいぶ疲れています。
ここから、さらに自宅までの道のりもあるので、この「五味温泉」で疲れを取りましょう。
おなかすいてたら、下川名物の「手延べうどん」たべて、お腹も満たしましょう。
公式サイト→http://gomionsen.jp/
3.うらほろ留真温泉(浦幌町)
うらほろ留真(るしん)温泉は十勝地方の浦幌町の奥地にある緑に囲まれた静かな町営の温泉です。
この温泉の最大のポイントはpHの高さです。
10.0のアルカリ性の高さでの源泉で、道内トップクラス。
現状では道内1位のアルカリ性の高さを持つ温泉です。
アルカリ性の高さで、古い角質を落とすことができ、美肌の湯として評されています。
道内ではなかなか味わえない高アルカリによる洗浄。
無色透明でとろみのある泉質。
森に囲まれ、静寂を感じる温泉。
身も心も美しくなれること間違いなしの温泉です。
公式ブログ→https://ameblo.jp/rushinonsen/
4.川湯温泉(弟子屈町)
硫黄が香る硫黄山のそばに、川湯温泉はあります。
川湯温泉は、酸性含硫黄硫酸塩・塩化物泉です。
川湯温泉の最大の特徴は、うらほろ留真温泉とは逆でpHの低さです。
約1.8で強い酸性です。(国内では秋田県の玉川温泉がpH1.2ほどで№1です。)
酸性がつよいと、石鹸は油と水に分離します。
その結果、シャンプーは泡立ちません。温泉にはいいてしまうと、髪も身体も洗えなくなります。
殺菌作用があり、多少の切り傷はすぐに治るそうです。
もちろん、傷口にレモンかけたら痛いように、傷口にこの温泉水も痛そうですが、、、
実際に髭剃り後に行くと剃った場所がヒリヒリします。
肌にくるピリピリ感と硫黄臭を感じれる、傷も癒える温泉でした。
川湯温泉は弟子屈町屈斜路湖近くにある温泉街です。温泉宿も多くあるのでいろんな温泉に浸かってみると良いかもしれません。
*刺激が強いため、肌の弱い人はお気を付けください。
川湯温泉池田屋→https://www.yunokaku.jp/
5.屈斜路湖畔の温泉(弟子屈町)
ここまで紹介したパターンとは異なる温泉が、川湯温泉の近くの屈斜路湖にはあります。
掘れば温泉が湧き出ます。自分だけの足湯が作れます。
屈斜路湖は日本最大のカルデラ湖で、全面結氷する淡水湖としても日本最大の面積を持っています。
それだけでもすごいですが、
・掘れば温泉が出る砂湯という独特な温泉
・湖畔沿いに点在する開放的すぎて入るのが躊躇われる「コタンの湯」「桂月の湯」といった野天風呂
があり、景色が素晴らしいだけでなくユニークさもある湖畔です。
冬にはハクチョウもいて、ハクチョウ見ながらの温泉もよさそうです。
公式サイト→http://sunayu.teshikaga.asia/
6.二股らじうむ温泉
今回最後に紹介するのは、長万部町の少し不安になるぐらいの山道の先にある秘湯「二股らじうむ温泉」。
かけ流し純度100パーセントの赤褐色の温泉で、大量の湯花が発生している如何にも効能がありすぎそうな温泉です。
露天風呂からはこの温泉によって形成されたであろう石灰華がみれます。
この巨大な石灰華のドームが見れるのは、世界でもアメリカのイエローストーン国立公園と二股らじうむ温泉の二か所しかないそうです。
湯治の場所として有名で、温泉の名前の通りラジウムを含んでいます。
その他にも、世界最大の含有量を誇る天然の炭酸カルシウムや数十種類のミネラル成分を含んでいるそうです。
実際に、ここにくるまで狭くてやや薄暗い不安な山道を進み、精神的にも身体的にも溜まっていた疲れもこの温泉によって全回復しました。
北海道どころか世界的にも珍しい温泉「二股らじうむ温泉」。今回紹介した中では一番行きにくい場所ではありますが、一度は行ってほしい場所です。
公式サイト→http://www.futamata-onsen.com/
まとめ
今回は、5つの北海道の珍しい温泉を紹介しました。
1.豊富温泉
2.下川温泉
3.うらほろ留真温泉
4.川湯温泉
5.屈斜路湖温泉
6.二股らじうむ温泉
どれも珍しいかつおすすめできる温泉です。
少しでも非日常を味わいたい方はぜひ今回紹介した温泉を訪れてみてください!
ここまで、読んでくださりありがとういございました。引き続きよろしくお願いいたします。
*冒頭のクイズの正解は・・・岩見沢市でした!