【北海道】3連休で行く!「サラリーマンの道北一人旅」おすすめプラン!(南下編)

オトンルイ

 

平凡なサラリーマンの平野タツキです!

もし、3日間休みがあるなら「道北ひとり旅」は如何でしょうか?

日々の「日常」から離れ「非日常」を道北で体験できます。

あなたがまだ知らない世界を休みの日に観に行きませんか?

 

前回に引き続き、サラリーマン流「道北ひとり旅」のおすすめプラン(2日目、3日目の最北から南下編)を紹介します!

記事を参考にしてもらい、実際に道北へ足を運んでいただければ幸いです!

前回の「1日目:最北目指す編」をまだ見ていない方は下記からどうぞ!

【北海道】3連休で行く!「サラリーマンの道北一人旅」おすすめプラン!(北上編)

 

前提条件

・移動は車です。そして、かなりハードです。

・他人気にせずにできる、ひとりだからできる行程です。

・定時ダッシュし、旭川に前泊しました。

・今回は土日に有給休暇をくっつけて、三連休にしました。

*サラリーマンが旅の時間を確保するためのノウハウも今後紹介していきます。

 

2日目:稚内ーオロロンラインー豊富温泉ー音威子府ー名寄

2日目の行程

宗谷2日目

オロロンラインで稚内から天塩までの道をひたすら楽しむ

やや北上して、豊富温泉で心身を癒し、アイスで冷ます

幌延トナカイ観光牧場でトナカイとまぼろしの花に癒される。

中川エコミュージアムで太古を感じる

音威子府村でそばを食べる

中頓別で牛乳を飲む

美深でチョウザメをたくさん見る

名寄でなよろ煮込みジンギスカンを食す

 

 

オロロンラインを走り抜ける

オトンルイ

オロロンラインは知る人ぞ知る最高のドライブウェイです。

海の北海道を実感できます。

稚内から小樽まで約380kmの海岸沿いの道です。

今回は稚内から天塩までのオロロンラインを走りました。

夏の海と空、サロベツ原野の草原の緑、その中を走り抜ける気持ちよさ。

心は満たされて、「日常」を忘れられるはずです。

大自然だけでなく、海岸線の丘陵部に風車群がそびえたっている場所があります。

合計で28基もの直径約50mの羽が回っているオトンルイ風力発電所です。

この高さ約100mの風力発電機が3㎞にわたり等間隔にわたり並んでいます。

なにもない海岸線に突然と現れ、そして、消え去る姿は幻想的です。

オトンルイ風力発電所近くに、駐車公園があるので、写真撮影はそこでしましょう。

緩やかにまわる翼と空のコントラストは絶好の景色です。ずーっつ眺めていれます。

オロロンライン。走り抜けましょう。そこに「日常」は、ありません。

 

天塩町:てしおChuChuプリンを吸う

てしおプリン

オロロンラインを走り抜け、天塩川の河口地点にたどり着きます。

そこで、食べれるのが「てしおChuChuプリン」

見た目は、マヨネーズ。The マヨネーズ。

飲み口?吸い口?食べ口?もマヨネーズ。

てしおプリン飲み口

かつてのマヨネーズのCMのように、マヨChuChuっぽく食べます。

吸います、全力で吸います。吸引力が足らなければ、容器を手で押しながら食べていきます。

味は、、、プリンです!しかも、おいしいプリン!

このプリン、卵も北海道産。牛乳も豊富牛乳を使用した北海道産のプリンです。

お値段は、税込み320円。

現在はカスタードの他に、チョコプリンも販売されています。

季節によっては、抹茶やキャラメル、カフェオレなども期間限定発売されることもあるようです。

天塩に来たら、ぜひ「てしおChuChuプリン」をChuChuしましょう!

てしおプリンについて→https://teshio-g.com/?pid=12824956

 

豊富町:癖の強い温泉に浸かり、湯上りに豊富牛乳アイスを食べる

豊富温泉

豊富温泉は、天然ガスや油を大量に含んだとても珍しい温泉です。日本で一つの希少な温泉です。

浴室に入ると漂う天然ガス臭。

この癖が強すぎる匂いを嗅げる温泉はここしかありません。

温泉の泉質自体は、ナトリウム塩化物泉の良質な温泉で、やわらかな湯ざわりは全身の深部まで浸透します。

火傷や皮膚病に効能が高く、近年は尋常性乾癬やアトピー性皮膚炎の療養湯治湯として全国から多くのひとが訪れているそうです。

実際に、皮膚が弱い人用に、お湯の温度を低めに設定した浴室がある施設もあります。

この天然ガス臭する希少な温泉。

さらに日本最北端の温泉街という肩書もあります。日本で一番北の温泉街です。

旅の途中で、宗谷やサロベツの入り口で、豊富温泉で、肌はつるつるになり、心も身体も癒され、元気になれる。

火照ったあとに食べる「豊富温泉アイスクリーム」も格別です。

 

「希少な独特な豊富温泉」「最北の温泉街 豊富温泉」という特徴を持つ温泉にぜひ立ち寄ってみましょう!

 

幌延町:トナカイとまぼろしの青いケシに癒される

トナカイ

皆様は、トナカイを見たことはありますか?

シカと同じだ!と思っていませんか?

幌延町の「トナカイ観光牧場」では、名前の通り「トナカイ」に出会えます。

実際に会ってみるとシカとは違うと感じるはずです。

日本で初めてトナカイを家畜として飼育する夢を持った恩田さんと、トナカイ飼育に最適な冷涼な気候風土と広大な土地を持つ幌延町がうまくかみ合い、「トナカイ観光牧場」が生まれました。

いまも、幌延町支えています。

そして、この「トナカイ観光牧場」の近くにお花畑(ノースガーデン)もあります。

ここには、ヒマラヤの秘境から舞い降りた「幻の青いケシ」が咲いています。(開花時期は6月中旬から7月中旬)

幻の青いケシ

英名はブルーポピー。

ヒマラヤや中国の山岳地帯の上部、高山帯の標高の高い場所で見られます。

その澄んだ色は他の花では見られず「秘境の花」「現存する花の中で最も美しい花」として知られています。

日本では「幻の青いケシ」と呼ばれるほど、栽培が困難な花ですが、幌延町では寒い気候を活かし、栽培研究に取り組みました。

結果として、「幻の青いケシ」は幌延町に舞い降りました。

 

日本でなかなか見れない「トナカイ」「幻の青いケシ」を見に、幌延町に行きましょう。

 

中川町:エコミュージアムで太古を感じる

クビナガリュウ

エコミュージアムでは、国内最大のクビナガリュウやテリジノサウルス、アンモナイトなど、中川町で発見された化石が展示されています。

 

北海道のクビナナカガワ

北アメリカやヨーロッパのものと類似点は多いが、異なる特徴も持っている。

ヨーロッパ、北アメリカに住んでいたクビナガリュウが、北太平洋経由で移動してきて、北海道周辺で独自の進化をしたと考えられています。

 

中川町のテリジノサウルス

北海道では3例目の恐竜の化石です。

テリジノサウルス類の化石で、ツメの化石の発見は日本初だそうです。

 

いまは、陸地の北海道もはるか昔は海でした。

内陸の中川町も昔は海だったということが、ここに展示されてるたくさんの化石からも実感できるかと思います。

太古のロマンを感じに、中川エコミュージアムに足を運んでみましょう。

 

音威子府村:北海道で一番小さい村で、黒いそばを食べる

音威子府そば

問題です。北海道で一番小さい村はどこでしょうか?

正解は、音威子府村(おといねっぷ)です。

ここ、音威子府村の名物は「そば」です。

 

特徴は3つあります。

 

その1 黒い

このそばがテーブルに届いたとき、あなたが発する言葉は「黒い!」です。

このそばは、他のどんなそばよりも黒いです。

蕎麦の国、日本といえども、ここまで黒いそばは音威子府村にしかありません。

 

その2 強い風味

蕎麦の香りがすごく強いです。

そばの甘皮まで挽いて入れているので、そばの風味が豊かです。

コシも強く、歯切れの良い食感があります。

 

その3 濃厚な味

見た目も、香りも強ければ、その蕎麦の味も濃厚です。

「そばを食べている」という実感があり、月見にしても、卵に負けない強さがあります。

おそらく何をトッピングしても蕎麦が負けることはないでしょう。

 

北海道一小さい村「音威子府」に来たら、「黒い蕎麦」も食べていきましょう。

 

中頓別町:山のそばで食後の牛乳を飲む

なかとん牛乳

少し時間あれば、道の駅ピンネシリへ。

ここで、牛乳本来の味にこだわった中頓別の特産品の牛乳を飲みましょう。

ついでに、黄金のフィナンシェも食べましょう。とても牛乳に合います。

 

道の駅の名前にもなっている「ピンネシリ」とは、漢字で「敏音知」という中頓別町にある山です。

敏音知

アイヌ語で「男の山」という意味を持つそうです。

標高703mで、トレッキングコースもあります。

ルート上には、千本シナや白樺の泉、紅葉の滝、山頂からは晴れていれば日本海もオホーツク海も見ることができます。

千本シナまでの往復で約50分、山頂までの往復で約4時間かかります。

旅の途中に登るには少しハードですが、中頓別町での観光を目的に来たときは登ってみても良いかと思います。

中頓別には、ペーチャン川というところで、砂金堀体験ができる場所もあります。

「山登り」と「砂金堀体験」を楽しみに、中頓別に遊びに行きましょう。

 

美深町:チョウザメの大軍を見る

ちょうざめ

びふかアイランド内にある「チョウザメ館」で、チョウザメが見れます。

チョウザメといえば、キャビアですよね。

キャビアの元となるチョウザメがここではたくさん飼育されています。

アジの群れかな?ぐらいうじゃうじゃいます。

チョウザメは、キャビア以外にも、刺身でも食べることもでき、和洋中いずれの料理にも利用されています。

サメの名前から、狂暴そうだと思われそうですが、人に危害を加えることのないおとなしい魚で、生きた化石といわれるシーラカンス時代の残存種です。

明治時代までは天塩川にも生息していたそうです。

1980年代に、美深町で、町興し一村一品の願いを込めてチョウザメの養殖が始まり、今こうして、美深の名産になりました。

ぜひ、飼育されている美深のチョウザメを見に、「チョウザメ館」に足を運んでみましょう。

ちなみに、「チョウザメ館」の入館料は無料です。

 

名寄市:夜は「なよろ煮込みジンギスカン」を食べる

なよろジンギスカン

「なよろ煮込みジンギスカン」は、鍋でたっぷりの野菜と煮込んで食べる名寄名物のジンギスカンです。

「なよろ煮込みジンギスカン」は半世紀以上前から北海道の名寄で食べられてきた家庭料理で、たっぷりの野菜と一緒に煮込むと、汁は野菜の甘みでほっとする味に仕上がります。

濃い目のスープと、それがしみ込んだ野菜とお肉が最高です。白米に合いすぎます。

茹でたうどんを一緒に煮て食べるのも最高です。

これぞ名寄のソウルフードです。

「なよろ煮込みジンギスカン」は名寄市内の店舗

・レストランビビンカ

・西洋居酒屋びすとろ

・なよろ温泉サンピラー

・味処 鳥長(ここで温玉入りの煮込みジンギスカン食べました!)

などで、食べることができます。

なよろ飯として、どうぞ!

 

3日目:名寄ー五味温泉ー羊と雲の丘ー札幌

3日目の行程

宗谷3日目

名寄のサンピラーパークで散歩する

下川町の炭酸泉「五味温泉」で心身を癒す

士別で羊に癒される

3日間の思い出に浸りながら帰宅

 

名寄市:サンピラーパークを朝散歩する

サンピラーパーク

朝は、サンピラーパークで散歩しましょう。

ここサンピラーパークは、なぞの遊具やオブジェがあったり、森林浴もできたり、草原でのんびりできたりします。

ひまわりの時期だったら、一面のひまわり畑も見れます。

朝から元気になれます。

近くに、天文台もあり、そこには日本で2番目に大きい口径をもつ望遠鏡(ピリカ望遠鏡)もあります。

遊具も花畑も天文台もあるサンピラーパーク。

散歩をするのに、最適な公園です。

ちなみに、公園の名前の「サンピラー」は、、大気光学現象の一種です。

日出または日没時に地平線と垂直方向へ、太陽から光の柱のような形の光が見られる現象をいいます。

この現象は氷点下-10~20℃の空気中で発生するダイヤモンドダストでもサンピラー現象が発生します。

名寄市は、盆地地形の影響で、冬は非常に寒くダイヤモンドダストが発生します。

サンピラー現象が発生する条件を満たす場所が名寄市です。

寒さを覚悟して、サンピラーを見に、冬の名寄に行ってみても良いかもしれません。

 

下川町:五味温泉でシュワシュワする

五味温泉

下川町のさらに奥地にこの温泉はあります。電波が弱めな場所です。

泉質は、国内では珍しい「含二酸化炭素ーナトリウム・マグネシウム・カルシウム・炭酸水素塩泉」です。

いわゆる炭酸泉です。

炭酸ガスにより、皮膚粘膜等の毛細血管を拡張し、心臓の拍動を増やさずに血液の循環をよくします。

心臓に負担をかけずに血圧を下げることが出来、ヨーロッパでは「心臓の湯」と称される貴重な温泉です。

また、神経症、皮膚病に有効な「美人の湯」でもあります。

実際に炭酸泉に浸かると、身体の芯から温まります。そして、肌もすべすべになります。

温泉水を飲むこともでき、口に含むと、「しゅわしゅわ」っとした炭酸感を味わえます。

この3日間。稚内まで北上し、そこから南下する旅をしました。

心は癒されましたが、身体はだいぶ疲れています。

ここから、さらに自宅までの道のりもあるので、この「五味温泉」で疲れを取りましょう。

おなかすいてたら、下川名物の「手延べうどん」たべて、お腹も満たしましょう。

 

士別市:羊に癒される

めん羊

旅の最後は、士別市の「羊と雲の丘」で、牧歌的な丘と羊に癒されましょう。

「帰りたくない」という思いをさらに強くしてしまうので、気をつけましょう。

「帰らないで」という顔をしてくる羊がいても、負けないようにしましょう。

士別市の「羊と雲の丘」では、100頭を超える羊が放牧されています。

夏場は暑くて、小屋からなかなか出てこないので、夏場は夕方の涼しい時間帯がおすすめです。

他にも、エサやり体験や毛刈りショー、シープドッグショーもあり、思う存分、羊と触れ合えます。

近くの「世界のめん羊館」では、文字通り、世界各地のめん羊と触れ合うことができ、ここでも羊に癒されます。

癒し溢れる羊の丘で、癒されるひとときを旅の最後に味わいましょう。

 

休みの日は道北へ出かけよう!

 

2泊3日のサラリーマン流道北の旅はいかがでしたでしょうか?

なかなか、ハードだったので、月曜日は辛かったですが、それ以上に3日間が充実してました。

・オホーツクの気持ちい潮風

・ベニヤ原生花園に咲く、見たことのない花々

・エサヌカ線のひたすら何もなくまっすぐな道

・最北の空気。

・オロロンラインの海と空と緑が織りなす絶景。

・油香る豊富温泉やシュワシュワな五味温泉など、他にはなかなかない珍しい温泉。

・おいしい牛乳、ソフトクリーム、プリン。

・黒いそば、煮込むジンギスカン。

・ヒマラヤからほろのべに舞い降りた幻の青い花。

・トナカイや羊など可愛い動物たち。

どれも、魅力的で「非日常」を味わえるものばかりでした。

人生をより良くするもの、光景、空気が道北にあります。

ぜひ、お休みの際に道北への旅を検討してみてください!

道外の方は「女満別空港」や「旭川空港」からのスタートがおすすめです。

 

今回紹介できなかった部分もまだまだありますので、今後もブログやSNSで紹介できたらと思います。

道北ひとり旅「北上編」、「南下編」をここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。

色んな人に、道北を知ってもらいたいと考えていますので、シェアしていたでければ嬉しいです。

 

いつも応援いただき、本当にありがとうございます。

次もSNSやブログでお会いしましょう!

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